「定住者」ビザと「特定活動」ビザ
日本の高校を卒業して、高卒の資格をもって就職をしたい外国人は、「家族滞在」や「留学」のビザのままでは、日本でフルタイムの仕事に就くことはできません。
永住許可を取得できれば問題はありませんが、この資格の取得は以前よりハードルが高くなっていますので、長年日本に住んでいても永住許可が取得できないご家庭も増えています。
そのような外国人家庭の若者のために、「定住者」ビザと「特定活動」ビザの制度ができました。
ただし、日本の高校を出ていれば誰でも取得できるわけではありません。自分がその条件にあてはまるかどうかは、下記のブログ記事を見てチェックして下さい。
「定住者」ビザ申請で必要な書類
「定住者」ビザ申請で必要な書類一覧
- 在留資格変更許可申請書(T)(縦4cm×横3cmの写真を貼付)
- 履歴書(日本の義務教育を修了した経歴について書いてあるもの)
- 日本の小学校及び中学校を卒業していることを証明する書類(卒業証書の写し又は卒業証明書)
- 身元保証書
- 日本の高校等を卒業していること又は卒業が見込まれることを証明する書類
- 高校在学中に申請する場合は、在留資格変更許可のときに(在留カード受けとるとき)に提出してください。
- 日本の企業等に雇用されること(内定を含む。)を証明する書類(雇用契約書、労働条件通知書、内定通知書等。)
- 内定通知書に雇用期間、雇用形態及び給与の記載がない場合は、これらが分かる求人票等の資料を併せて提出。)
- 発行日から3か月以内の住民票(世帯全員の記載があるもの。個人番号(マイナンバー)については省略し、他の事項については省略のないもの。)
※この他にも入管から追加で資料を求められる場合があります。
1.在留資格変更許可申請書(T)
申請書は以下の3枚です。出入国在留管理庁のサイトからダウンロードできます。また、出入国在留管理署でも手に入ります。
出典:出入国在留管理庁「「家族滞在」の在留資格をもって在留し、高等学校卒業後に日本での就労を希望する方へ」
https://www.moj.go.jp/isa/applications/resources/nyuukokukanri07_00122.html
1枚目の右上に写真を貼って下さい。
写真(縦4cm×横3cm) 1枚
※ 申請3か月以内に正面から撮影された無帽、無背景で鮮明なもの。
※ 写真の裏面に申請人の氏名を記載し、申請書の写真欄に貼付して下さい。
写真のとり方については、
出入国在留管理庁の以下のサイトにくわしく書かれています。
https://www.moj.go.jp/isa/applications/status/photo_info_00002.html
4.身元保証書
こちらも出入国在留管理庁のサイトより手に入れることができます。
出典:出入国在留管理庁「「家族滞在」の在留資格をもって在留し、高等学校卒業後に日本での就労を希望する方へ」
https://www.moj.go.jp/isa/applications/resources/nyuukokukanri07_00122.html
5.住民票
住民票の取り方には次の4つがあります。
住民票の取り方
- 市区町村役場に行って取る
- 市区町村役場に郵送で請求し、郵送で返してもらう
- コンビニのマルチコピー機で取る(マイナンバーカードが必要です)
- 郵便局で取る(対応している郵便局は少ないです)
おすすめは、1の役場に行って取る方法です。分からないことがあればすぐに聞けますし、正しい住民票が取れているかどうかもチェックしてもらえます。
- 世帯(一緒に住んでいる家族)全員の情報が書いてあるもの
- マイナンバーが書いていないもの
- マイナンバー以外は書いてあるもの
「特定活動」ビザ申請で必要な書類
「特定活動」ビザ申請で必要な書類一覧
- 在留資格変更許可申請書(U)(縦4cm×横3cmの写真を貼付)
- 履歴書(日本の高校等への入学日が書いてあるもの)
- 日本の高校等の在学証明書(入学日が書いてあるもの)
- 高校に編入した人は、下のどちらかをを証明する資料もあわせて提出して下さい。
- 日本語能力試験N2以上
- BJTビジネス日本語能力テスト400点以上
- 高校に編入した人は、下のどちらかをを証明する資料もあわせて提出して下さい。
- 扶養者を保証人とする身元保証書
- 日本の高校等を卒業していること又は卒業が見込まれることを証明する書類
- 高校在学中に申請する場合は、在留資格変更許可のときに(在留カード受けとるとき)に提出してください。
- 日本の企業等に雇用されること(内定を含む。)を証明する書類(雇用契約書、労働条件通知書、内定通知書等。)
- 内定通知書に雇用期間、雇用形態及び給与の記載がない場合は、これらが分かる求人票等の資料を併せて提出。)
- 発行日から3か月以内の住民票(世帯全員の記載があるもの。個人番号(マイナンバー)については省略し、他の事項については省略のないもの。)
※この他にも入管から追加で資料を求められる場合があります。
1.在留資格変更許可申請書(U)
「定住者」ビザの申請書とは違うものですので気を付けてください。
申請書は以下の3枚です。出入国在留管理庁のサイトからダウンロードできます。また、出入国在留管理署でも手に入ります。
出典:出入国在留管理庁「「家族滞在」の在留資格をもって在留し、高等学校卒業後に日本での就労を希望する方へ」
https://www.moj.go.jp/isa/applications/resources/nyuukokukanri07_00122.html
1枚目の右上に写真を貼って下さい。
写真(縦4cm×横3cm) 1枚
※ 申請3か月以内に正面から撮影された無帽、無背景で鮮明なもの。
※ 写真の裏面に申請人の氏名を記載し、申請書の写真欄に貼付して下さい。
写真の撮り方については、
出入国在留管理庁の以下のサイトにくわしく書かれています。
https://www.moj.go.jp/isa/applications/status/photo_info_00002.html
4.扶養者を保証人とする身元保証書
扶養者とは、基本的にはお父さん、お母さんのことをいいます。お父さん、お母さんがいない人は、あなたのお金と生活の面倒をみてくれている人に保証人になってもらってください。
こちらも出入国在留管理庁のサイトより手に入れることができます。
出典:出入国在留管理庁「「家族滞在」の在留資格をもって在留し、高等学校卒業後に日本での就労を希望する方へ」
https://www.moj.go.jp/isa/applications/resources/nyuukokukanri07_00122.html
8.住民票
住民票の取り方には次の4つがあります。
住民票の取り方
- 市区町村役場に行って取る
- 市区町村役場に郵送で請求し、郵送で返してもらう
- コンビニのマルチコピー機で取る(マイナンバーカードが必要です)
- 郵便局で取る(対応している郵便局は少ないです)
おすすめは、1の役場に行って取る方法です。分からないことがあればすぐに聞けますし、正しい住民票が取れているかどうかもチェックしてもらえます。
- 世帯(一緒に住んでいる家族)全員の情報が書いてあるもの
- マイナンバーが書いていないもの
- マイナンバー以外は書いてあるもの
提示が必要なもの(「定住者」「特定活動」共通)
提示とは、入管で見せるだけのことです。他の書類と一緒に渡してしまわないよう気をつけてください。提示するものは「定住者」、「特定活動」の申請のどちらも下の3点です。
- パスポート
- 在留カード
- 身分を証する文書等
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回は、日本の高校を卒業して、高校の卒業資格をもって就職を考えている外国人が、「定住者」ビザと「特定活動」ビザを申請するときに必要な書類を書きだしました。
この制度についてもっと詳しく知りたい人は、入管に問い合わせることができます。
また、私の事務所にお問い合わせいただいてもかまいません。相談料は無料です。
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